なんやかやで


少々遅れてしまいましたが、前回予告したとおり『安楽椅子探偵と忘却の岬』の提出済み回答を公開します。出題編の画像についてはABCのHPから有料で見ていただくなり、ネットで探していただくなり、ご友人・お知り合いで録画されている方から借りるなりされるよう、お願いいたします。
とりあえず今朝は提出した回答のみの公開です。解説めいたものにつきましては、今夕帰宅した以降に発表いたします。
では、読みたい方のみ以下を展開してください。




真犯人名:

宗谷泰江

理経


 6月23日、岬への道に潮野卓也がつけた足跡。そしてその上を横切る車椅子のタイヤの跡は岬から戻る形で、宗谷正太郎の外出用の物と同じ。正太郎と日向と入れ替りで卓也と佐多真紀は出発したので、その後誰かが車椅子を岬へ持ち出したと断定可能。
 22日の宗谷邸訪問時、立石は泰江を宗谷夫人と判別。2人は知己。立石は23日17時36分に110へ携帯電話から発信。既に海馬地区外への発信不通は確認済みなので、それは地区内の携帯電話への直接発信。相手は泰江だ。泰江の携帯電話所持は、宗谷正彦と泰江の電話内容から断定可能。
 通話後、立石は宗谷邸へ移動。泰江はTVの爆音を聞いて都井が庭に居ないと判断。物置内で立石と接触し、宗谷邸裏口にあった煉瓦で彼を殺害→引戸内の座椅子に座らせて遺体を隠す。夕食時に卓也が物置に入る話で泰江が動揺したのはこのため。
 泰江は家人が寝静まってから日向の靴を履いて、立石の遺体を外出用車椅子に乗せて忘却の座へ運搬、遺体を遺棄した。
 卓也へのメッセージ・立石殺害は、どちらも泰江のストレス源排除が目的。