仁浦神覇の場合

PC作成編

 第一ターンでは『Land of the Voiceless』(旭川)に向かわせた、「死亡すること」を目的として作成したPCです。*1今となっては「なんつー時期になんつーPCを(汗)」とは流石に思いますが。


 まず種族はを選択しました。自分自身ではアビリティを使えないので、偶然武器化を命じられでもしないかぎり、うっかり自らの力で窮地を脱してしまうことはなくなったでしょう……少なくとも第一ターンは。
 次にPCの強度を下げるため、DP/LPをギリギリまで使います。次期PCの完成形を想定しつつ必要なアビリティを取り、非継続でも構わないアビリティも使って数値を調整。PPは50になりました。
 また、行き先を旭川に決定しました。決めた経緯は「アクション編」に譲るとして、旭川の町を覆う霧の中へ突入するため性別は男性にしました。所属陣営はアイオーンです。異変調査班と玄月、どちらと遭遇しても立派に怪しまれてくれるはずです?


 鉄道用PCのための死すべきPCであるため、『銀河鉄道の夜』(宮沢賢治 著)のカンパネルラをモデルにしています。名は体を表すとして仁浦神覇(→カムハ・ニウラ)と名付け、性格設定を開始。
 『銀河鉄道の夜』作中、カンパネルラは「『幸せ』=『自らが一番良いと思うことを為すこと』」と説きます。そして彼は自分を犠牲にして友人を助け、代わりに川に流される(=死ぬ)ことになります。それは確かに美談だけれども、自己満足的な一面もある話。ただの美談では面白くないので、仁浦は『幸せ』を知るためなら自らの命も投げ出す、一見利他的に見えるもののどうしようもなく利己的なキャラにしようと決心。価値観を「知識」に、表面性格は「L-C:5、G-E:4」で真の性格を「L-C:5、G-E:1」に設定しました。


 特徴については「筋肉質」「よく通る声」「無鉄砲」にしました。「無鉄砲」は機会を逃さないため。「よく通る声」は、劍なら衣服等は無茶が通るだろうとフルプレートアーマー姿を考えていたときの名残です。鎧の中からもよく聞こえる声。でも不意に「そういえば坊さんが読むお経ってよく響くよなぁ」と思い立ち、結局人間形態は托鉢僧の姿にしてしまいました。「筋肉質」は見栄えの問題かな?


 武器形態は「バレットXM109」。アンチマテリアルライフルですね。あまり強そうに見えない劍を考える人が多いように思ったので、できるだけ強力そうな、武器らしい武器にしてみました。米陸軍特殊部隊に先行導入されているとのことなので、出身地は日本で唯一グリーンベレーが居るらしい沖縄県読谷村のトリイステーション。沖縄から北海道へ……大移動です(汗)

*1:『線路は続くよどこまでも』用PCにアビリティを継続させるため