ここ数日の読む読む

相も変わらず通勤電車内で読んでます。
今日読み終えたのはこの本。

講談社+α文庫から出てます。ちょっと前に紹介した『影の現象学』と同じ著者の本ですね。
アイデンティティについて書かれた所などを読むと、『運命準備委員会』スタブの『絆』の説明(51ページ)にあった「記憶の柱」それに相当するのかなぁ……などと思ってみたりしています。
また、子どもと大人の関係について「なんとなく」掴めるかもしれません。


もうひとつ脳裏に浮かんだのが、先月末日に投稿運命で挙げた「物まね芸人の想い出」です。
ラ・モンが「永遠の少年」と同一視できる存在でトリックスター的要素を持っているとしたら、もしかして「物まね芸人の想い出」と似た効果の『運命』を使用できるのかも。
それならラ・モンの「科学者」「魔法使い」「医者」「詩人」「技師」「宗教家」「興行師」といった変幻自在の側面も説明できそうな気がします。
もっとも、一番しっくりきそうなのは、桂木リンナが最後に挙げた「詐欺師」なんですけども。本物のようで本物でないってことで。