人形遣いのシャルロッテ

華奢な少女(病弱設定)なアーキタイプです。アーキタイプ表に変更を加えて、彼女は「タイプ3のウィングをもつタイプ4」(貴族)と推測しています。
分析のポイントは、彼女が死後も残るものとして人形制作を拠りどころとしていたことと、他者の好評を得つづけるほどの出来の人形を制作したことの2点です。
1点目は、

タイプ4は、自分は他の人間とは違うため、誰も理解してくれず、ちゃんと愛してくれないと感じます。多くの場合、自分がユニークで、特別な才能をもっていると考えますが、同時に独自の不利な条件や欠陥を持っていると考えます。

というタイプ4の基本的な部分の表れだと思われます。つまり、人形制作が、
「病弱である」という欠陥を補う、彼女のアイデンティティを維持する方法なのです。
2点目については以下の特徴による結果なのではないでしょうか。

もうひとつのサブタイプよりも自意識が強く、自分の存在価値に関する問題や、人にどう思われるかを意識しています。自分自身や仕事が認められることを欲し、自分をどう呈示するかというようなことなら何に対しても、さらなる努力を傾注するのが常です。

なお、

競争心が強く、他人を軽蔑することもあります。誇張やナルシシズムが、堂々と直接的に表現されます。

という面もあらわれる場合があるようです。
シャルロッテ」という名前は「Charles」の女性形で、もともとは男性の「自由(農)民」という意味だった模様です。(ドイツ語)