黒外套のカスパール

見た目はくだけた感じの、でも不敵そうな笑みを浮かべた優男ですが、王族の警護隊長さんだったとのこと。エニアグラム的には「タイプ7のウィングを持つタイプ8」(独立した人)ではないかと推測してます。
分析のポイントとしては、彼自身が守るべきだと気にかけた人間を守り抜いたことと、そのための才能を有していたことの2点。
1点目については、

周囲―とくに他の人々―によって、自分や気にかける人々が傷つけられないようにします。

というタイプ8の特徴に忠実であることが表れています。警護隊長という、緊急時の決断力を求められる立場であったことも、タイプ8に基本が置かれていることの表れでしょう。
2点目については、

頭の回転の速さに、現実的な可能性へのヴィジョンが組み合わさります。このサブタイプの人々は、多くの場合カリスマ的で、自らのヴィジョンに加わるように、人からのサポートを引き寄せる能力があります。

と、現実的なタイプ8の特徴に多才なタイプ7の特徴がプラスされていることが察せられます。
注意すべきは、

彼らは、「壮大な計画」をもつ傾向にあり、人の協力を得るために気前の良い約束をし、その思惑がもつ可能性を誇張します。

といった面があったり、

短気で、衝動的で、もうひとつのサブタイプよりも感情的になることがあります。また、あからさまに攻撃的で対決的になり、けんかから引き下がる可能性が低くなります。

という面もあったりするので、副官的な役目の人がそばに居ると良いかもしれませんね。
「カスパール」という名前は、有名な聖書の登場人物である東方の三賢者のひとり「カスパー」が由来とのことです。(ドイツ語)