昨日のこと

昨日の午後、神保町の古書店やら阿佐ヶ谷のブックオフやらを巡って買ってきた本の紹介などを少々。

『増補改訂版　性格のタイプ　自己発見のためのエニアグラム』
春秋社　ドン・リチャード・リソ＋ラス・ハドソン著　橋村令助訳

• 何度も紹介している『エニアグラム　あなたを知る９つのタイプ【基礎編】』の著者たちがそれ以前に著した、エニアグラムの基本書。とはいっても『あなたを知る〜』よりも実は詳しく書かれていたりする貴重な本です。（2000年発行、現在絶版）

影の現象学 (講談社学術文庫)

• 講談社学術文庫なので、少し値が張ります。定価1,000円（税別）。
• ユング派心理学でいう『元型（アーキタイプ）』についてググっていて見つけた本。『影』『アニマ』『アニムス』『グレートマザー』『老賢者』『永遠の少年』『トリックスター』などの元型について語られています。
• 『永遠の少年』について書かれた部分は、ラ・モンやムーサメデュン関連の人なら必読！？

無意識の構造 (中公新書 (481))

• 中公新書481番。
• 『影の現象学』と同じ著者の本であるためか、内容的に被る部分もあり。簡略で読みやすい。

三つの鏡―ミヒャエル・エンデとの対話

• 今日、図書館で読んできた本。新聞の対談記事をまとめたもの。
• 『モモ』『はてしない物語』の著者であるミヒャエル・エンデと『影の現象学』『無意識の構造』の著者である河合隼雄の対談が収録されている。
• 対談中、河合隼雄が合理的な日本のファンタジー作家として宮沢賢治について言及。エンデも妻と共に宮沢賢治の著作を独語訳しようとしたことがあったらしい。