『モモ』読了済み

通勤電車の行き帰りの車中で読んでいたので、正味3日間ほどかかりましたか。
結局、この間のあとのポイントとしては、

灰色の男たちの、モモと彼女の友人たちの絆を断つ作戦は成功。
大人の友人たちは、ある者は過酷な仕事と金銭で元の自分を見失い、またある者はモモが灰色の男たちに捕まっていると信じ込まされてその身代として大量の時間を払うよう仕向けられた。
子供の友人たちは、残らず施設に集められて『ためになる遊び』を強いられる。
友人たちの変貌に、一年ぶりに帰ってきたモモは打ちのめされた。

といったことでしょうか。
『書記』との戦いも、実際の戦闘もさることながら、からめ手による攻撃に注意すべきなんでしょうね。モモ自身も格別な能力があるわけじゃなくて、最後まで『人の話を聞くことが上手』な子供にすぎませんし。


最終的にモモたちの策で灰色の男たちは自滅していくわけですが、まぁ、その辺は端折ります。つぎは『鏡のなかの鏡』と、それつながりでボルヘスの本を何か読んでみようかと考え中です。