アーキタイプ分類のあれこれ(その5)

例によって例のごとくですが、ちょっと追加の参考・引用書籍の紹介。
エニアグラム―あなたを知る9つのタイプ 基礎編 (海外シリーズ)

『「9つの性格」〜』は、アーキタイプ表Ver.0.5→0.51への変更の参考にしました。

?マティアス

今回の変更で「タイプ5w4」、つまり「タイプ4のウィングをもつタイプ5」(因習を打破する人)にあらためて分類することにしました。
このタイプの特徴としては、

このサブタイプにおいては、好奇心と洞察力の鋭さが組み合わさり、独特で、個人的なヴィジョンを表現したいという欲求があります。

彼らは、他者が探求していない、本当に自分のものである適所(ニッチ)を求めます。

といった面があります。
また★リアで申し訳ないのですが、第3ターンのA030302にて、アーキタイプがマティアスであることが判明した淡島駿一は、一時、その記憶に呑まれて意識を失いました。この点は、以下の特徴の表れのひとつだったのかもしれません。

彼らの関心は、合理的だったりロマンチックなものよりも、超現実的で空想的なものに向かいます。自らの思考の領域で迷いやすいのです。

こういった点から

多くの場合、地に足をつけたままでいることが難しく、関心事を追求する中で、現実にうとくなることがあります。

ということが起こりがちなように思われるので、マティアスの運命(記憶)に引きずられないよう、周囲で注意していることが必要かもしれません。


また、今回の分類変更の理由としてアーキタイプ専用運命の能力が挙げられます。
その能力は、リア中の表現を引用すると『10秒の長さを変える力』。使用者本人の主観的時間である10秒間を、客観的時間の1秒間や1時間など短・長さまざまに変更できるのです。
この辺りについては、

彼らは気まぐれで独創的です。なじみのある形態をいじって、驚くべき革新をもたらすことがあります。

といった部分の表れなのでしょう。思うまま、自在にあやつれる能力であるか否かは現在のところ不明です。
ここで『「9つの性格」〜』に記述されている各タイプの時間意識に関する項目を参考にしました。
タイプ5↓

常に時間が経過するのを見つめ、一つのことに長時間を費やすのを好みません。

タイプ4↓

時間は、主観的な感情の強度によって計られます。感情的に何かに熱中しているとき、時間は飛ぶように過ぎ、そうでないときは単調に過ぎていきます。

前者は能力が影響をおよぼす主観的時間が10秒間という短時間であることを、後者は客観的時間を伸縮させることの理由……というか仕組みを示していると思います。

タイプ5w6(問題を解決する人)

仮の配置として統合風紀シナリオのNPC佐和永巳を当てていますが、今後変更する可能性もあります。(アーキタイプ表Ver.0.51現在)
このタイプに関しては、ズバッと特徴から行きますか。

このサブタイプの人々は、秩序立った詳細な観察により、種々の事実から意味のある結論を引き出し、それに基づいて予測を立てることができます。

この一点がこのタイプの最重要なポイントなのだと思います。
そして、このゲーム世界で重要な問題点となるのは、各輪楔者が持つ「運命」そのものです。なので、このタイプの専用運命の能力は(どこで言及されていたか失念してしまいましたが)どこかに居ると匂わされた「他者の『運命』を知ることができる」というものかもしれません。
他の特徴としては、

協力的で、規律があり、粘り強くなれます。もうひとつのサブタイプ(タイプ5w4)よりも、実際的なことに興味をもちます。

感情表現は、きわめて抑制的で控えめであり、彼らの関心は、人よりもものに向けられます。但し、6のウィングをもつタイプ5は、人生の重要な人物に強く同一化します。とりわけ内省的ということはなく、周囲の世界を観察し、理解することを好みます。

ひとことで表すなら、シャーロック・ホームズのような人といったところでしょうか。もしくはよく当たる易者のような人。紋章の拡大鏡もその辺りからかも?