アーキタイプ分類のあれこれ(その2)

次の追加アーキタイプの発表は1月9日(火)なんでしょかね〜?
それはともかく、各タイプ・ウィングの分類・解説は以下の書籍を大いに参考にし、引用させていただいてます。
エニアグラム―あなたを知る9つのタイプ 基礎編 (海外シリーズ)
続きの前に少しだけ。
『百獣を統べしエルヴィン』の「エルヴィン」という名前は、ドイツ語的には「honour-friend(名誉-友人)」や「army-friend(軍-友人)」といった意味合いがあるようです。ノヴァリスの古代王国成立に助力したのも頷ける?

慈悲深きへルマン

最初に発表された追加アーキタイプですね。
発表当初から「タイプ2w1」、つまり「タイプ1のウィングを持つタイプ2」と分類しており、変更は加えてません。

このサブタイプの人々は、良き人間であろうとし、無私の行為に努力する中で、心の温かさに目的意識のある真面目さが加わります。

という特徴に、アーキタイプの解説がピタリと当てはまるからです。
「ヘルマン」という名前はドイツ語的には「戦士」という意味で、一見したところ不似合いであるような印象を抱きますが、

このサブタイプの人々は、自分の「利己的な」態度や感情と闘わなければいけないと感じます。

という、もう一方の特徴が由来となっているのかもしれません。

隻眼提督マルコルフ

こちらは上記の『ヘルマン』とは違い、当初は「タイプ3w2」つまり「タイプ2のウィングを持つタイプ3」だと分類していましたが、その後、「タイプ2w3」つまり「タイプ3のウィングを持つタイプ2」に変更しています。
どちらもタイプ2とタイプ3の中間点なのでよく似ていますが、どちらのタイプを基本としているかで変わってくる部分もあるので要注意です。
ちなみに大きな変更理由は、双子シナリオでの『百の顔を持つラ・モン』に関する記述を読んだため。『ラ・モン』と比較して、他者に受けいれられることより他者を喜ばせることを重視していると思われたからです。行動結果はどうあれ、「相手のために自分はこれだけのことをしてます!」とアピールする人、といった感じでしょうか。
特徴などについては、

このサブタイプの人々は、自分が何を欲しいかはっきり言い、自分が相手のためにしていることに関心を向けさせます。彼らは自尊心があり、高圧的で、ときに傲慢になり得ます。

とありますので、そういった点を苦手とする・嫌悪する相手に対しては注意が必要でしょう。
「マルコルフ」という名前は、前半部が「辺境、国境」、後半部が「狼」といった意味だということです。