渦のお話 その1

うず@、うず@、うずうずうずうず@@@@、渦巻き婆さん♪(意味なし)
前回、文字がカラフルすぎて見づらい感があったので今回は控えめにしてみました。
それでは、はじまりはじまり〜。


まず身近な渦の話から。
手足の指先にある渦と言えば「指紋」ですね。
ナヴァホ族の神話に登場する風の神は、この地上に生きるものすべての誕生時に生命を与える神であると信じられています。
体の中を風が吹いている間は生きていて、それが止まると死ぬ。
そして生まれたときに初めて風の神が体の中を通り抜けていった跡が指先の「渦」、つまり指紋なのだそうです。
この世に生を受けた証ですね。


そしてPCたちに見ることのできる、もっと大きな渦と言えば「学院大通り」です。
城輪丘陵の頂上から螺旋状に伸び、それに沿って校舎や学院施設が建てられている学院のメインストリート。
ヘリコプター等で上空から見ることができれば、その様はまさしく巨大な「渦巻き」でしょう。



さて、これまでの話で出てきた渦と言えば「ボーテックス・スポット」*1ですね。
輪楔者に新たな運命を与える夢見堂……と言うと取り戻せる想い出、運命が指定できるので少し違和感がありますね。
ここはゲームのコンセプトに甘えて、信じる心が運命という名の力になる夢見堂としましょうか。
この夢見堂がボーテックス・スポット、あるいはそれに類似した効果を生む場所であるのは確かだと思います。
セドナにはボーテックス・スポットが複数、各所にあります。
となると、城輪丘陵一帯にも同種の地点が複数、いえ、いくつもあるのではないでしょうか。
「八十神学院」という名称からしても、「ボーテックス・スポット=神」と考えますと、それが「八十=数多く」存在することを示していると思われます。
ボーテックス・スポットは地磁気の形でエネルギーを放出しているという話もあるようなので、気になる人はアクションで調べてみるのも面白いかもしれません。


また、ネットで城輪(きのわ)という地名で検索してみると、山形県酒田市の城輪柵遺跡(きのわのさく・いせき)についての情報が多数ピックアップされてきます。
この城輪柵遺跡、「城輪柵」というのは史跡に指定された際につけられた遺跡名で、文献上でこれに相当する古代城柵の名称とは異なるとのこと。
もともとその周辺の地名が「城輪」であり、この名称から何らかの施設の址(あと)が存在するのではないかと目されていたようです。
もしかすると八十神学院のある城輪丘陵にも、このような未発掘の遺跡が埋もれているのかもしれませんね。
ただ、ここまでの考察を踏まえると超古代文明そのものの遺跡ではなく、「輪楔者たち各自が持つ超古代文明の記憶」に接触するための儀式などを行っていた日本の遺跡かもしれませんが……。


城輪柵遺跡(山形県酒田市
http://jurosodoh.cocolog-nifty.com/j_catsles/cat1113413/index.html

*1:『城輪之丘通信』2006年9月14日の記述を参照のこと