インディアン、ウソつかない?
さて、前フリのセドナの話からの続きです。
ボーテックス・スポットから影響を受ける人間が居るということから、輪楔者たちはその影響を受けた……つまり、超古代文明に関するインスピレーション*1を得た人々である、と考えることができるかもしれません。
ただ「ボーテックス・スポットが無ければ輪楔者には覚醒しないのか?」と言うとそうではないので、ひとまず放置としました。
上記の疑問はさておいて「北米インディアンについて面白い話は無いか」と手持ちの資料とネットで調べてみました。
理由はスタートブックの『運命』リストに、インディアン関係の運命が無かったからです。
ある意味特徴的だし、そういう運命もあっていいのになぁ、と。
すると、ナヴァホ族やホピ族に関して気になることが判明したのです。
例えばナヴァホ族のシャーマンです。
彼がこの道に参入するのは、イヌイット族や平原種族の北部インディアンのシャーマンと同じく、精霊の世界からの選択に依った。十一、二歳の少年は、精霊の守護者を探しに、たぶん三、四日のあいだ独りで荒涼の地に出向いて行くという、一般慣習に従った。(中略)この期間の終わりに、彼は幻想の恵みを受けたことだろう。精霊は、あるときは動物の形で、あるときは人間として現れたが、(中略)これらの存在のうち、どれが感じ易い若者を感動させるために出現しても良かったが、彼らは彼の生涯を通じて案内指導することを約束したのだった。このような経験は、若い娘もすることができた。
自分の精霊保護者の幻影を持つや、若者は自分の村に戻り、近親者に夢と幻想を詳しく語るのだった。もし彼の近親者が彼の幻影に意義を見出したら、彼は、宗教団体に紹介され、そこで、神と精霊の世界を語る歌と治療法と霊感探求のための特定儀式とを学ぶのであった。↑より抜粋
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彼らが自分の精霊保護者を探しにゆくのは多感な思春期が始まる頃です。
そして八十神学院中等部にはソレを成し遂げたのと同等の年代の、若い輪楔者が入学・転入してくる訳です。
つまり「精霊保護者=アーキタイプ」であり、「シャーマン=輪楔者」であり、そして彼らを迎え入れる「宗教団体=八十神学院」なのではないでしょうか?
引用部冒頭にあるように他の部族のシャーマンも、その道に入るか否かは精霊保護者を得るか否かによります。
ということは、そのためのインスピレーションが「『どこか特定の場所でしか得られない』という種類のものではない」ことを示しています。
ホピ族に関しては彼らの核兵器の登場やこの世の終わりに関する予言が有名ですが、今は彼らの居留地に注目します。
ホピ族の居留地はナヴァホ族の居留地の中、点在するメサ*2の平らな天辺にあります。
そう、丘の形こそ違いますが、城輪丘陵頂上部に主要施設を構える八十神学院とよく似ているのです。
またこの居留地はセドナと同じアリゾナ州内に在り、現地ではセドナを拠点とした日帰りツアーなどもあるほどの近距離でもあるのです。
もしかすると、セドナの研究者たちはホピ族の居留地を訪れたりすることもあったかもしれませんね。
まとめ
セドナは過去、今はどこかに去ってしまったインディアンの部族の聖地でした。
輪楔者となるキッカケを得るには、必ずしもボーテックス・スポットが必要ではないかもしれません。
ですが、それでもソレのある場所は輪楔者にとっても、更なるインスピレーションを受けるキッカケやそこに集うことで癒しを得られる特別な地なのではないでしょうか。
願わくば、八十神学院もそのような場であり続けられますように。